フィッシュです🐟
今日は「FIREを目指すなら、仮想通貨は何割まで持っていいのか」を、暴落したときの数字と税金から考えます。
先に結論です。目安は資産の1〜2割。仮想通貨が7割下がっても、FIREの遅れは約7か月で済みます。
5割を超えると、遅れは1年半以上。数字より先に、気持ちが持たなくなりやすい割合です。
目次
仮想通貨が7割下がったら、FIREは何か月遅れる?
資産1,000万円、毎月15万円を積み立てて年5%で運用し、6,600万円(生活費月22万円の25倍)を目指すケースで計算しました。スタート直後に、仮想通貨だけが7割下がったとします。
| 資産に占める仮想通貨 | 資産の減り方 | FIREの遅れ |
|---|---|---|
| 1割 | −7% | 約4か月 |
| 2割 | −14% | 約7か月 |
| 3割 | −21% | 約11か月 |
| 5割 | −35% | 約1年7か月 |
※仮想通貨以外は値下がりしない前提の概算です。
ビットコインは2018年と2022年に、高値から7〜8割下がりました。この表は「起きたことがある下落」で計算しています。
なぜ「1〜2割」が目安なのか
1. 下がったときに売らずにいられる
暴落でいちばん損をするのは、底で売ってしまうことです。資産の半分が仮想通貨だと、7割の下落で資産全体が3分の1以上減ります。そこで売らずに持ち続けるのは、かなり難しくなります。
2. FIREの土台は、別の資産が支えている
8〜9割をインデックス投資などにしておけば、FIREまでの道のりは大きくぶれません。仮想通貨は、うまくいけばFIREを早めてくれる「上乗せ」の役割です。
3. 中身はビットコイン中心にする
1〜2割という目安は、ビットコインのような主要な仮想通貨が前提です。小さなコインは100倍になる夢がある一方で、弱気相場では99%下がることもあります。小さなコインに偏ると、2割でもゼロに近づきかねません。
🐟 フィッシュの場合
仮想通貨を始めたころ、僕の資産の6割近くは仮想通貨でした。今は3回目のサイクルですが、これまで毎回ポートフォリオが半分になる下落を経験しています。最初の暴落では、本気で投資をやめようかと思いました。2020年に買ったVeChainは、20倍になったあと高値から9割以上下がりました。
今は毎月の投資を、新NISAの投資信託4割・個別株用の資金4割・仮想通貨など2割に分けています。仮想通貨はビットコイン中心で、決まった額を積み立てたら、あとは気にしすぎないようにしています。
仮想通貨・新NISA・特定口座の税金を比べる
| 口座・資産 | 利益にかかる税金 | 損失の繰り越し |
|---|---|---|
| 新NISA | 非課税 | なし(非課税のため) |
| 特定口座(株・投信) | 約20% | 3年間できる(確定申告が必要) |
| 仮想通貨 | 最大約55%(雑所得・総合課税) | できない |
仮想通貨の利益は、給与などと合算して税率が決まります。会社員で年収が高いほど、税率も上がります。
2026年度の税制改正で、仮想通貨の利益を20%の申告分離課税にする方向が決まりました。ただし、適用は金融商品取引法の改正後で、早くても2028年ごろの見込みです。それまでは、今の税金で計画を立てておくのが安全です。
✅ 新NISAの枠を先に埋める
非課税で増やせる新NISAを先に使い、余ったお金の一部を仮想通貨に回す。この順番なら、税金の重さをあまり気にせずに済みます。
自分の割合を決める3つの質問
1. FIREまで、あと何年ありますか?
10年以上あれば、下がっても積立で取り戻す時間があります。FIREが数年後なら、仮想通貨は少なめにしておくと安心です。
2. 毎月の固定費は、どれくらい重いですか?
住宅ローンや教育費が大きいと、急にお金が必要になったときに、下がった仮想通貨を売ることになりかねません。生活防衛資金は、仮想通貨とは別に持っておきましょう。
3. 半分になっても、売らずにいられますか?
いちばん大事な質問です。持っている仮想通貨が半分になった画面を想像して、「それでも眠れる額」が、あなたの上限です。
割合を守るためのリバランス
仮想通貨が大きく値上がりすると、気づかないうちに割合が増えています。2割のつもりが4割になっていた、ということも珍しくありません。
- 毎月の積立で調整する:増えすぎたら、しばらく仮想通貨の積立を止めて、ほかの資産に回す
- 年に1回、割合を確認する:誕生日や年末など、日にちを決めておく
- 売って戻すときは税金を確認する:利益が出ていれば雑所得として課税されます
決まった額を積み立てるなら、取引所の自動積立を使うと手間がかかりません。僕が使っている取引所は、コインチェックです。
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よくある質問
Q: 仮想通貨は何割までが正解ですか?
A: FIREを目指すなら、資産の1〜2割が目安です。最後は「半分になっても売らずにいられる額」で決めてください。
Q: 仮想通貨を新NISAで買うことはできますか?
A: できません。新NISAの対象は株式や投資信託などで、仮想通貨は含まれません。
Q: 仮想通貨が値上がりして割合が増えたら、売るべきですか?
A: 売ると利益に税金がかかるので、まずは毎月の積立先を変えて調整するのがおすすめです。売る場合は、その年の所得と税率を確認してからにしましょう。
仮想通貨は、FIREを早めてくれるかもしれない資産です。好きなものを長く好きでいるためにも、計画を壊さない割合で持ちましょう。
一緒に泳いでいきましょう。フィッシュでした。🐟
執筆者:フィッシュ
会社員(データサイエンティスト・AIエンジニア)として働きながら、FIREを目指す個人投資家。新NISA・米国株・仮想通貨・為替の動きを見ながら、資産形成の実践記録を正直に発信中。相場に振り回されず、淡々と資産を積み上げる方法を考えています。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。試算は前提を置いた概算で、将来の成果を保証するものではありません。税金の扱いは2026年10月時点の情報です。
