フィッシュです🐟
固定費削減は、FIREをどれくらい早めるのか。今日は「固定費を月1万円削ると、FIREは何ヶ月早まるか」を、FIREシミュレーターと同じ計算で出してみました。
先に結論です。固定費を月1万円削ると、FIREは約18ヶ月(1年半)早まりました。月2万円なら約36ヶ月です。固定費は「積立が増える」と「FIRE後に必要なお金が減る」の2回効くので、思ったより大きく効きます。

目次
固定費を月1万円削ると、FIREは約18ヶ月早まる
30歳・年収500万円・資産300万円・生活費月22万円の会社員で計算しました。余ったお金はすべて積み立てて年5%で運用し、FIRE後も今と同じ暮らしをする前提です。
| 生活費(月) | FIREできる時期 | 今のままとの差 |
|---|---|---|
| 22万円(今のまま) | 57歳8ヶ月ごろ | — |
| 21万円(−1万円) | 56歳3ヶ月ごろ | 約18ヶ月早い |
| 20万円(−2万円) | 54歳9ヶ月ごろ | 約36ヶ月早い |
| 19万円(−3万円) | 53歳3ヶ月ごろ | 約53ヶ月早い |
| 17万円(−5万円) | 50歳5ヶ月ごろ | 約88ヶ月早い |
※年金・税金・社会保険料込みで、95歳までお金が持つ時期です。シミュレーターは1歳刻みで表示するので、月単位はその間をならした目安です。

月1万円は、1年で12万円です。それだけで1年半も早まるのは、少し意外ではないでしょうか。
固定費の削減は「2回」効く
月1万円で1年半も早まる理由は、固定費の削減が2つの方向から効くからです。
- 1回目:毎月の積立が増える:浮いた1万円を積み立てると、FIREまでのお金が早く貯まります
- 2回目:FIRE後に必要なお金が減る:固定費はFIRE後も毎月かかります。下げておけば、FIREに必要な金額そのものが小さくなります
試しに、積立だけ増やして、FIRE後の生活費は下げない計算もしてみました。この場合、早まるのは約9ヶ月です。残りの約9ヶ月は、「FIRE後に必要なお金が減った」ことによる効果でした。

年収アップは1回目の効果だけです。固定費の削減は、一度下げれば2つの効果が両方ずっと続きます。年収アップとの比べ方は「年収アップでFIREは何年早まる?」にまとめました。
何歳から始めても、効果は1年半前後
年齢を変えて、同じ「月1万円」を計算しました。年収・資産・生活費は同じです。

早く始めるほど少し大きくなりますが、40歳でも約16ヶ月です。「もう遅い」ということはありません。
固定費削減はどこから?見直したい5つの項目
固定費は、一度見直せば、あとは何もしなくても効果が続きます。毎日の節約のように、我慢を続ける必要がありません。

- スマホ:大手キャリアから格安プランに変えると、1台で月数千円下がることがあります。家族の分も合わせると大きくなります
- 保険:会社の保障や公的な保障と重なっていないか、確認します
- サブスク:動画・音楽・アプリなど、使っていないものがないか、明細で見直します
- 電気・ガス:契約プランや会社を比べます。手続きはネットで終わることが多いです
- 住居:効果はいちばん大きいですが、手間も大きいので、引っ越しや更新のタイミングで考えます
上から順に、手間が小さいものを並べました。全部やらなくても、スマホと保険だけで月1万円に届く人もいると思います。
削った1万円は、その月に積立へ
いちばん大事なのは、浮いたお金をそのままにしないことです。普通預金に残しておくと、いつの間にか別のことに使ってしまいがちです。

固定費を下げた月に、積立額の設定も一緒に変えておく。これだけで、2回目の効果に加えて、1回目の効果も確実に受け取れます。
自分の場合を計算してみよう
生活費を1万円ずつ動かすと、あなたの場合に何歳でFIREできるかが変わるのを確かめられます。
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よくある質問
Q: 固定費削減と変動費の節約、どちらを先にやるべきですか?
A: 固定費が先です。一度見直せば効果がずっと続き、毎日の我慢もいりません。食費などの変動費は、続けられる範囲で十分です。
Q: 月1万円も削れるものがありません。
A: 月5,000円でも、FIREは約9ヶ月早まる計算です。金額より、浮いた分を積立に回すことのほうが大事です。
Q: FIRE後に生活費が上がったら、効果はなくなりますか?
A: 積立が増えた分の効果(約9ヶ月)は残ります。ただ、FIRE後に必要なお金が減る効果は小さくなります。下げた固定費は、FIRE後もそのまま続けられるものを選ぶのがおすすめです。
固定費削減は地味ですが、一度やれば、FIREまでずっと効き続けます。まずはスマホと保険の明細を、1回だけ見てみてはどうでしょうか。
一緒に泳いでいきましょう。フィッシュでした。🐟
執筆者:フィッシュ
会社員(データサイエンティスト・AIエンジニア)として働きながら、FIREを目指す個人投資家。新NISA・米国株・仮想通貨・為替の動きを見ながら、資産形成の実践記録を正直に発信中。相場に振り回されず、淡々と資産を積み上げる方法を考えています。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品やサービスを推奨するものではありません。試算は前提を置いた概算で、将来の成果を保証するものではありません。情報は2026年11月時点のものです。